カナダ首相、中国公式訪問で経済連携再構築へ

宇津木 柊
经过

首脳往来再開の背景が判明

カナダ首相府は、マーク・カーニー首相が1月13~17日に中国を訪問すると発表した。首相の訪中は2017年12月以来で、約8年ぶりの本格的な首脳往来となる。訪問は両国関係の停滞を踏まえた節目の動きと位置付けられる。

中国側首脳との会談日程を調整

滞在中、カーニー首相は習近平国家主席、李強首相らと会談する予定だ。会談では二国間関係の現状確認に加え、経済分野を中心とした協議が行われる。政府関係者や財界幹部との意見交換も計画されている。

貿易相手国分散の方針を強調

カナダは中国を第2位の貿易相手国として位置付ける。米国の高関税政策により通商環境が不透明となる中、輸出先の分散は政策課題となっている。首相は単一市場への依存からの転換を重視する姿勢を示している。

協力分野は経済から安全保障まで

協議対象は貿易、エネルギー、農業、国際安全保障と多岐にわたる。経済協力の再活性化に加え、供給網や安定的な資源取引なども論点となる。幅広い分野での実務的な連携が模索される見通しだ。

関係改善の流れを定着させる狙い

両国関係は2018年の邦人拘束問題以降冷え込んだが、2025年10月の首脳会談を経て改善が進んだ。今回の訪中は、その流れを具体化する機会となる。対話の継続が関係安定化の鍵を握る。

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