石破内閣、支持率低迷と政権の行方

低迷する石破内閣の支持率、22.9%に急落

2025年7月22日に発表された共同通信の世論調査によれば、石破茂内閣の支持率は22.9%となり、内閣発足以来の最低値を記録した。前回調査と比べて9.6ポイントの大幅な低下が見られ、不支持率は65.8%に達した。

調査結果では、石破首相が辞任すべきだとの意見が51.6%に達し、逆に辞任は不要との意見は45.8%にとどまった。参院選後、自民党が大きな議席減少を経験したことで、首相辞任を求める声が高まったと見られる。

調査において、参院選後の望ましい政権枠組みについて「政界再編による新たな枠組みの政権」が最も支持を集め、36.2%となった。続いて、「自公政権に一部野党が加わった政権」28.0%、そして「野党による政権」が17.5%と続いた。

自民党の支持率は20.7%にまで低下し、過去最低を記録した。これは、調査方法が異なるため一概には比較できないものの、石破首相率いる政権の求心力が大きく低下していることを示している。

世論調査の結果からは、今後の政権運営には大きな変化が求められることが明らかとなった。支持率の低迷に加え、辞任を求める声や新しい政権の枠組みを支持する意見が多数を占め、石破首相は今後、厳しい政権運営を余儀なくされると見られている。