自民・岸田氏、再び外交の前線へ AZEC構想を後押し

早瀬 涼真
经过

総理退任後も続くアジア連携への取り組み

岸田前首相は総理退任後も、脱炭素と成長の両立を掲げる「AZEC構想」の推進に積極的に取り組んできた。議員連盟を立ち上げ、構想の具体化を目指す活動を継続している。

インドネシア・マレーシアで首脳と意見交換へ

大型連休の時期に合わせて、岸田氏はインドネシアとマレーシアを訪問する方向で最終調整に入っている。現地では、それぞれの首脳との会談が計画されており、構想の実現に向けた戦略が話し合われる見通しだ。

経済協力の柱となる日本企業の役割に注目

AZEC構想を実現するうえで、日本企業の協力が鍵となる。岸田氏は、東南アジア諸国との経済連携強化を図り、脱炭素化技術の普及と地域の持続可能な成長を促進する意向だ。

現地の脱炭素事例から政策のヒントを探る

視察先として予定されているのは、脱炭素化を進めるスマートシティー。現場の先端事例を学ぶことで、AZEC構想に現実的な視点を取り入れることが狙いとされる。

若手議員の同行で次世代育成も意識

今回の訪問には自民党の若手議員も同行する予定であり、岸田氏にとっては政策の継続性と党内の結束を高める好機ともなる。訪問を通じて将来の政策担い手の育成も視野に入れている。

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