海外支払いモード導入でPayPayが韓国進出を発表

宇津木 柊
经过

新機能による越境決済対応が始動を発表

スマートフォン決済大手のPayPayは、9月下旬から韓国で利用可能となる新機能「海外支払いモード」を発表した。入国時に自動で切り替わり、利用者は日本国内と同様の操作で支払いができる仕組みとなる。

現地通貨と日本円の同時表示が可能に

支払い時には現地通貨で金額を入力し、日本円に換算した金額も同時に表示される。利用者にとって為替の負担を明確に把握できる点が特徴で、海外事務手数料3.85%が適用される。

幅広い店舗での利用拡大が判明

対象はアリペイプラス加盟店とゼロペイ対応店で、韓国国内の約200万店舗が含まれる。屋台や小規模商店もカバーし、旅行者が日常的に立ち寄る場所でも利用が可能となる。

国内市場での優位性が交渉力に影響

国内では登録ユーザーが7000万人を超え、決済市場における存在感は圧倒的だ。この高いシェアが、海外の事業者との提携や交渉において有利に働いている。

国際展開と株式上場計画の影響

PayPayは米国でのIPOを進めており、今回の韓国進出は国際的な事業拡大に向けた第一歩とされる。将来的には他国でも導入を進め、世界規模での利用拡大を目指す方針を打ち出している。

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