法人向けデジタル事業強化を発表
パナソニックホールディングスは2026年4月、グループ内のITサービス関連3社を統合し、新会社「パナソニックデジタル」を設立すると発表した。目的は法人向けサービスを軸にした事業強化である。
対象となる3社の統合が明らかに
今回の統合には、パナソニックインフォメーションシステムズ、パナソニックソリューションテクノロジー、パナソニックネットソリューションズの3社が含まれる。各社の強みを組み合わせることで、サービスの幅と効率を拡大する狙いがある。
新会社の拠点と人員構成を公表
新会社は大阪府門真市と東京都に本社を置き、社員数は約2000人規模となる。経営陣の体制や資本金については今後詰める方針が示されている。
製造業のDXやセキュリティー領域を強化
統合後は製造業のデジタル化支援やセキュリティー対策など、グループが培った技術を活用した事業展開が中心となる。法人向けソリューションを重点に、事業の幅を広げる。
経営効率化と成長戦略の一環
新会社の設立は、パナソニックHDが進める経営改革に沿った取り組みである。ソリューション分野を成長軸とし、グループ全体の効率化と競争力強化につなげる狙いがある。