大規模買収の全容が明らかに
SOMPOホールディングスは8月27日、米国を中心に事業を展開するアスペン・インシュアランス・ホールディングスを完全子会社化することで基本合意した。取得額は約34億8000万ドル(約5200億円)に達し、同社にとって海外展開強化の大きな節目となる。
アスペンの強みと買収効果を発表
アスペンはサイバーリスクや経営幹部責任を対象とした専門保険を提供するほか、再保険事業においても実績を重ねてきた。今回の買収によって、SOMPOは従来の損害保険に加え多角的な商品展開を可能とし、世界規模の顧客基盤を獲得することになる。
資金調達戦略の具体化が判明
買収資金には手元資金と政策保有株売却益を活用する。政策保有株の圧縮はSOMPOが取り組んできた課題であり、その売却による収益を成長投資へ回す動きが今回の買収で具現化した。
株式取得の仕組みを説明
アスペン株の大半を握るアポロ・グローバル・マネジメントから株式を取得する形となる。手続きの完了は2026年前半を見込んでおり、米国市場での事業展開を強化する重要な一歩となる。
CEOが成長戦略を示す発言
SOMPOの奥村幹夫CEOは声明で「グループの持続的成長を加速させる」と強調した。米国でのプレゼンス向上と専門保険分野の強化は、同社の国際戦略において中心的な役割を果たすことになる。