栃木の高校で大規模盗撮事件 発覚経緯と波紋

長峰 詩花
经过

女子トイレでの発見が事件の端緒に

8月5日、栃木県内の県立高校で学校関係者が女子トイレ内に不審な小型カメラを発見した。この通報を受け、県警が校内を調査した結果、女子更衣室や他の複数箇所から20台以上のカメラが見つかり、事件の全容が明らかになり始めた。

容疑者は38歳の男性教諭

逮捕されたのは宇都宮市在住の38歳の県立高校教諭で、勤務先の女子更衣室に侵入し、天井点検口にカメラを設置していた疑いが持たれている。取り調べに対して容疑を認め、「盗撮することが楽しかった」と供述している。

押収品と捜査の焦点

捜索により、容疑者の関係先から複数のSDカードや設置用工具が押収された。記録された映像の内容や撮影期間、さらにカメラの製造経緯などが捜査の焦点となっている。一部は自作カメラとみられ、計画性の高さが指摘されている。

県教育委員会の危機感と対応策

事件を受けて、栃木県教育委員会は緊急の記者会見を開き、信頼失墜に対して謝罪。教育長は全教職員への倫理教育を強化し、再発防止のための監視体制見直しを進めると述べた。

生徒と保護者への影響

突発的な事件は生徒や保護者に大きな衝撃を与えている。学校側は心のケアや相談窓口の設置を行い、被害の拡大防止に努めている。今後の捜査結果によっては、教育現場での監視カメラやセキュリティ管理の在り方が全国的に議論される可能性がある。

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