グーグル、クラウドサービスとAIで好業績

宇津木 柊
经过

グーグル、AIとクラウド事業の成長を実現

米グーグルの親会社アルファベットは、2025年4〜6月期において売上高が前年同期比14%増加し、964億2800万ドルに達した。純利益は19%増の281億9600万ドル(約4兆1千億円)となり、主に検索広告やクラウドサービスが好調だったことに加え、AI技術の貢献が際立った。

成長を支えた検索広告とYouTube

ネット広告は前年同期比で10%増加し、713億4千万ドルに達した。中でも、グーグル検索やその関連広告が12%増の541億9千万ドルとなり、強い収益を上げた。また、YouTubeの広告収入も13%増加し、97億9600万ドルを記録した。これにより、グーグルは引き続き広告市場での優位性を維持している。

クラウドサービスの売上が急増、成長加速

クラウドサービスの売上高は、32%増の136億2400万ドルとなり、この成長はグーグルが開発したAI専用半導体の利用によるクラウドサービスの需要拡大によるものだ。グーグルはクラウド分野でも競争力を高めており、今後の成長に大きな期待が寄せられている。

グーグルCEO、AI技術の役割を事業戦略に明示

スンダー・ピチャイCEOは、「AIは事業全体の成長を支えている」と語り、今後も積極的な設備投資を行い、AI技術を活かした新たな事業展開を進める方針を示した。特に、AI技術の進展が、グーグルの広告やクラウドサービスにおける競争力を強化し、成長の原動力となっていることは間違いない。

AI技術と設備投資が今後の鍵

アルファベットは、AI技術の進化を活かして、さらなる競争力向上を目指す戦略を打ち出した。AIの開発は、グーグルの売上と利益に強い影響を与える核心的な要素となり、今後は設備投資を通じて、技術革新と事業規模の拡大を推進する方針だ。AIによる成長は、グーグルにとって重要な挑戦であり、成功への道を切り開く鍵となる。

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