ホンダの米国販売が7月に12.8%増、電動車比率55.7%のトヨタは小幅減で日本車4社の販売格差が鮮明になる結果

井村 智規
经过

ホンダが日本車4社で最大の伸びを記録

2026年7月の米国新車市場で、ホンダの販売が大きく伸びた。販売台数は13万6549台となり、前年同月比で12.8%増加した。日本の自動車大手4社の中では唯一の2桁増となり、合計販売台数の増加に大きく寄与した。

ホンダでは、燃費性能に優れたハイブリッド車と比較的手頃な価格帯のモデルが販売を伸ばした。米国の新車需要が底堅く推移するなか、幅広い購入層に対応する商品構成が販売台数に反映された。4社全体が1.9%増にとどまったことからも、ホンダの伸びが際立った。

CR-Vとアコードの販売拡大が寄与

ホンダの車種別販売では、SUV「CR-V」とセダン「アコード」の伸長が目立った。両モデルは米国市場で展開される主力車種であり、7月の販売拡大を支えた。HVモデルへの需要が強まる市場環境も追い風となった。

中東情勢の悪化を背景にガソリン価格が上昇し、燃料費を抑えやすい車への関心が高まった。ホンダが強化してきたHVは、こうした需要に対応する選択肢となった。価格面と燃費面の双方が、同社の販売増加に結び付いた。

トヨタは販売減でも電動化が一段と進展

トヨタ自動車の7月の米国販売台数は21万6361台で、前年同月比0.8%減少した。4社の中で最も多い販売台数を確保したが、前年の実績には届かなかった。ただし、HVを含む電動車の販売構成は大きく変化した。

販売全体に占める電動車の比率は55.7%に達し、前年同月より12.3ポイント上昇した。セダン「カムリ」などのHVモデルが好調で、トヨタ車の半数以上を電動車が占めた。販売台数の増減とは別に、電動車への移行が進んだことを示す結果となった。

スバルは小幅増でマツダは2桁減

SUBARUの販売台数は5万4454台となり、前年同月を0.8%上回った。伸び率は限定的だったものの、前年実績を確保し、ホンダとともに増加組となった。4社全体の販売台数を下支えする役割を果たした。

一方、マツダの販売は3万9180台で、前年同月比13.0%減となった。主力SUV「CX-5」の販売低迷などが影響し、4社では最も大きな減少率を記録した。ホンダの2桁増とは対照的な結果となり、メーカー間の差が明確に表れた。

HV需要の取り込みが販売結果を左右

日本車4社の7月の米国販売台数は、合計44万6544台だった。前年同月比では1.9%増となり、全体としては増加を維持した。新車需要に加え、HVの販売拡大が市場を支えた。

ただし、各社の結果は一様ではなかった。ホンダは主要モデルの伸びによって販売を拡大し、トヨタは全体が微減となる一方で電動車比率を高めた。SUBARUは小幅増、マツダは主力モデルの不振で減少しており、HV需要への対応と車種別の販売状況が各社の実績を分けた。

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