調達先拡大へ外交戦略を強化
インド政府は資源確保の安定化に向け、複数地域からの原油調達を進めている。中東情勢の緊張が続く中、供給の途絶を回避するための外交的対応が重要課題となっている。
この方針のもと、同国は複数の供給国との関係強化を進めている。
ロシア産輸入が主要な柱に
輸入統計では、2026年3月のロシア産原油の輸入量が日量198万バレルとなり、約2年9カ月ぶりの高い水準となった。
この増加は、米国が一定期間ロシア産原油の取引を認めた措置と重なっており、供給網の維持に寄与したとされる。
イランから7年ぶりの調達再開
インドは2026年4月、約7年ぶりにイラン産原油の受け入れを実施した。4月12日には、イラン産原油を積載したタンカー2隻がインドの港湾施設に到着した。
この動きは、供給源の多様化を目指す政策の一環と位置付けられている。
湾岸地域との資源協議が本格化
同国はロシアやイランだけでなく、湾岸地域の産油国とも継続的な交渉を行っている。ホルムズ海峡を巡る緊張が続く中、輸送の安全確保と供給安定が重要課題となっている。
こうした外交努力は、エネルギー政策全体の安定性を高めるための措置として進められている。
多角化政策が今後の焦点に
専門家は、特定地域への依存度を下げるため、調達先を分散する方針が継続されるとの見方を示している。
複数の供給国との関係を維持することが、将来のエネルギー確保において重要な要素になるとされている。
