国会審議が山場迎え攻防激化
2026年度予算案を巡る国会審議が重要局面に入っている。政府・与党は年度内成立を目標に掲げ、衆院での審議を加速させている。一方で野党は審議時間が不足していると主張し、議論の拡充を求めている。
週明けの国会では、予算案の衆院通過を見据えた与野党の駆け引きが本格化した。政府側は迅速な採決を視野に入れているが、野党は審議が不十分だとして強く反発している。
与党は13日採決の日程を維持
与党は3月13日に衆院本会議で予算案を採決する日程を維持する姿勢を崩していない。衆院予算委員会で締めくくり質疑を行い、その日のうちに可決して参院へ送付する計画を描いている。
その前段として、地方公聴会や集中審議などを実施する日程が組まれている。与党は野党側に一定の質疑時間を割り当てるなど、早期採決への環境整備を進めている。
審議時間の短さに野党が反発
しかし、審議時間の短さが大きな争点となっている。今回の衆院予算委での審議は約50時間台となる見込みで、近年の平均である80時間前後と比べて大幅に少ない。
野党側は質疑時間の追加を求め、集中審議を複数回実施するよう要求している。これに対し与党は限定的な対応にとどめており、両者の立場の隔たりは大きい。
参院審議見据え与党が日程急ぐ
与党が衆院での採決を急ぐ背景には、参院での審議日程がある。参院での議論には一定の時間が必要であり、衆院通過が遅れれば年度内成立が難しくなるためだ。
ただし参院では与党が過半数を確保していない。そのため成立には野党の協力が欠かせず、参院での議論の進め方も今後の大きな焦点となる。
予算成立遅れなら暫定予算も焦点
審議が長引いた場合に備え、野党は暫定予算の必要性を訴えている。暫定予算は公務員給与や社会保障費など、最低限の支出のみを計上する仕組みである。
一方、政府側は年度内成立を最優先としており、暫定予算の編成には慎重な姿勢を示している。参院での審議状況によっては、予算成立の時期が国会運営の大きな課題となる。
