国会議員約70人が靖国神社を一斉参拝

井村 智規
经过

春季例大祭にあわせた超党派の動きが注目集める

超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は4月22日、東京・靖国神社を訪れ、春季例大祭にあわせて一斉に参拝を行った。参拝者は約70人にのぼり、例年同様、国の礎となった戦没者への追悼を目的としている。

自民・逢沢議員が参拝の意義を説明

会見で自民党の逢沢一郎衆院議員は、「先人の犠牲の上に今の平和がある」と述べ、参拝の背景には戦後の発展を支えた歴史への認識があると説明した。政治的信条を超えた行動であることが強調された。

石破首相は参拝を見送り供物を奉納

同じく春季例大祭の期間中、石破茂首相は靖国神社への訪問を見送り、代わりに「真榊」と呼ばれる供物を奉納した。これは「内閣総理大臣 石破茂」名義で行われたもので、形式的な対応にとどめた。

他の閣僚も真榊を奉納

石破首相に続き、額賀福志郎衆院議長、関口昌一参院議長、福岡資麿厚労相、城内実経済安保担当相も供物を奉納しており、政権中枢からの意思表明と見られている。参拝という形ではなく、儀礼的手段が採られた格好だ。

今後の政権対応に影響を及ぼす可能性

首相が直接の参拝を避けた判断は、外交上の配慮と受け取られる一方で、内外における政権の姿勢に対する関心も高まっている。今後、首相の歴史観や外交方針にどのように反映されるかが注目される。

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