海外事業と円安効果背景に通期利益予想を上方修正

長峰 詩花
经过

利益見通し修正に至った背景を整理

ファーストリテイリングは2026年8月期の連結業績予想を見直し、純利益の見通しを引き上げた。従来4500億円としていた純利益予想を4800億円に修正し、前期比で10.9%の増益を見込む。

この修正は、海外市場での販売拡大と為替の動きが収益に寄与したことを反映したものとされている。外部環境の変化を踏まえ、収益見通しを再評価した形となった。

売上収益予想も増額し成長を維持

売上収益についても見通しが引き上げられた。従来の3兆8000億円から3兆9000億円へと修正され、前期からの成長を維持する計画となった。

売上規模の拡大は、各地域での販売の積み重ねによるものであり、企業全体の事業活動が拡大している状況が示された。

中間決算は過去最高水準を記録

同時に公表された2026年2月中間連結決算では、売上収益が2兆552億円、純利益が2792億円となり、いずれも前年同期を上回った。

中間期としての最高水準を更新したことで、同社の業績基盤の強さが改めて確認された。各地域の販売活動が収益に直結した結果となった。

中東情勢による輸送費上昇を想定

中東地域を巡る情勢については、輸送費の上昇を見込んでいると説明された。物流コストの増加は想定されているものの、事業全体への影響は限定的とされている。

同社は、供給体制の維持が可能であるとの認識を示し、生産や配送に重大な支障が出る可能性は低いとしている。

安定した供給体制の確保が成長支える

材料調達については、少なくとも8月頃までの見通しが確保されているとされる。これにより、事業の継続性が保たれる見込みとなった。

今後も供給網の安定を維持することが、売上拡大と利益成長を支える重要な要素となる。同社の業績見通しは、こうした体制の確保を前提に策定された。

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