衝突拡大で海上輸送に影響
中東で続く軍事衝突の中、ペルシャ湾での海上攻撃が新たな緊張を生んでいる。イランの革命防衛隊は3月5日、同湾北部で米国の石油タンカーをミサイルで攻撃したと主張した。
発表では攻撃によってタンカーで火災が起きたとしている。石油輸送の主要ルートに位置する海域での攻撃は、海上交通の安全性に影響を与える可能性がある。
爆発確認と不審船の動き
英国の海事機関UKMTOは、3月4日に同海域で停泊中のタンカー付近に大きな爆発が発生したと報告した。爆発の直後には小型船が現場を離れる様子が確認されたという。
このため周辺海域では警戒が強まっている。商船の航行に関する安全対策の強化が求められる状況となっている。
周辺国攻撃とホルムズ海峡問題
イランはホルムズ海峡の封鎖を主張している。同海峡は世界の石油輸送の要衝であり、航路の安全は国際的な関心事項となっている。
また、アラブ首長国連邦やカタール、サウジアラビアなど湾岸諸国への攻撃も報じられている。エネルギー施設に被害が発生しているとされ、地域全体の緊張が高まっている。
米軍作戦は航空戦へ移行
米国防総省によると、軍事作戦は段階を変えつつある。ヘグセス国防長官は3月4日の記者会見で、今後1週間以内にイラン全域の制空権を確保するとの見通しを示した。
当初は遠距離からのミサイル攻撃が中心だったが、現在は爆撃機など航空戦力による空爆に重点が移ったとしている。
死者増加と軍事施設への攻撃
軍事衝突の被害は拡大している。イランメディアによれば、2月28日に始まった軍事作戦でイラン側の死者は1230人に達した。
イスラエル軍は3月4日、テヘラン東部の軍事施設を大規模に攻撃したと発表した。さらに米軍はインド洋のスリランカ沖でイラン軍艦を撃沈したと明らかにしている。
