首都圏中心に価格改定を発表
コンビニ最大手のセブン―イレブン・ジャパンは2月12日、おにぎりや弁当など約30品目の販売価格を見直すと公表した。全国で順次実施し、首都圏では29品目を対象に平均約9%引き上げる。店頭での新価格は16日にかけて適用される。
今回の改定は、原材料コストの上昇を受けた対応である。特に主原料となるコメの仕入れ価格が上昇していることが背景にある。
手巻おにぎり4種を値上げ
価格が変更されるのは主力の手巻おにぎり4種類である。「ツナマヨネーズ」と「北海道産昆布」は税込み178円から196円へ引き上げる。「紅しゃけ」と「辛子めんたいこ」は213円から232円に改定される。
引き上げ幅は18円または19円となる。昨年1月の改定前と比べると、ツナマヨネーズは合計で58円高くなる。
原材料費の上昇が背景
今回の価格改定について同社は、昨秋に収穫されたコメの仕入れ値が一昨年産より高くなっている点を理由としている。新たなコメを使用し始める時期に合わせ、販売価格の見直しを決めた。
のりやその他の資材費も上昇傾向にある。企業側は価格への影響を抑える努力を続けてきたが、コスト増を吸収しきれない状況となった。
値頃商品で需要維持狙う
一方で、価格帯を抑えた商品も展開する。のりを使用しないおにぎりを150〜160円程度に設定するほか、2個入りで約200円の冷凍商品も用意する。
幅広い価格帯をそろえることで、多様な購買ニーズに対応する構えである。価格改定による販売減少を最小限に抑える狙いがある。
クーポン配布で販売促進策
値上げと同時に販促施策も打ち出す。対象の麺類と同時購入した場合、おにぎりの税抜き価格が50円引きとなるクーポンを2月17日から23日まで配布する。
価格改定後も来店頻度や購入点数の維持を図る。原材料高騰が続く中、販売戦略と価格政策を組み合わせた対応が進められている。
