最先端半導体の国内生産始動、熊本が中核拠点に浮上

長峰 詩花
经过

国内初の3ナノ生産方針

台湾の大手半導体メーカーは、熊本県で建設中の新工場において3ナノメートル級半導体の生産を検討する方針を示した。首相官邸での会談を通じ、日本側に計画変更の方向性が共有された。国内で最先端品を製造する初の事例となる。

先端半導体と成長分野

数ナノ世代の半導体は、演算能力の高さと電力効率の改善が特徴とされる。AI処理や自動運転技術の基盤として不可欠で、今後の産業成長を支える中核部品に位置付けられる。国内調達が可能になる意義は大きい。

熊本工場の段階的整備

熊本では第1工場がすでに稼働し、比較的線幅の広い製品を生産している。第2工場が3ナノ対応となれば、同一地域で幅広い世代の半導体を供給できる体制が整う。生産拠点としての存在感が高まる。

投資規模と産業波及

第2工場への投資は約2兆6,000億円規模に達するとされる。先端装置の導入は関連産業への需要を喚起し、装置メーカーや素材産業への影響も見込まれる。地域経済への寄与も注目される。

国産化政策との連動

日本では次世代半導体の国産化を目指すラピダスも2ナノ量産を計画している。熊本での3ナノ生産方針は、国内全体の技術基盤強化と歩調を合わせる動きといえる。

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