日経平均反落も市場の底堅さ鮮明、TOPIXは堅調維持

笠原 美琴
经过

東京株式市場の値動き概況

2月4日の東京株式市場は、前日の急騰の反動と米国株安を受け、日経平均株価が反落した。終値は前日比427円安の5万4293円となり、前場には一時750円程度下落する場面も見られた。前日に年初来最大の上昇幅を記録していたことから、利益確定の売りが先行した形だ。

米IT株調整の余波広がる

前日の米国市場では、ハイテク株を中心に売りが強まり、ダウ平均は反落した。人工知能関連分野での急速な技術進展を背景に、ソフトウエア関連株への警戒感が高まったほか、暗号資産価格の急落も投資家心理を冷やした。ナスダック総合指数は主要銘柄の下落により1%を超える下げとなった。

円安進行と物色の変化

東京市場では、ドル高・円安が進行し、為替相場は1ドル=156円台に入った。これを受けて自動車株など輸出関連銘柄が買われ、指数全体の下支えとなった。半導体関連株には売りが集中したが、それ以外のセクターでは買い意欲が根強く、市場全体への影響は限定的だった。

TOPIXが示す相場の強さ

TOPIXは取引途中からプラス圏に浮上し、前場・後場を通じて堅調に推移した。東証プライム市場では上昇銘柄が約7割を占め、指数は先月の高値更新が視野に入る水準まで上昇している。国内長期金利の上昇も一服しており、株式市場の上昇トレンドは維持されている。

底堅さを保つ市場構造

日経平均は調整局面となったものの、TOPIXの動きからは市場全体の強さがうかがえる。指数間の動きの違いは、特定分野への売りと幅広い銘柄への資金流入が同時に進んでいることを示しており、東京市場は引き続き安定した構図を保っている。

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