アスクル、66億円の赤字を計上
アスクルは2025年11月期中間連結決算で66億円の赤字を計上した。前年同期は37億円の黒字だったが、サイバー攻撃による影響で大幅な損失を被った。この赤字転落は、アスクルの上場以来初めてのことだという。
サイバー攻撃が業績に与えた深刻な影響
アスクルによると、昨年10月19日に発生したランサムウェアによるサイバー攻撃が受注停止や出荷業務の中断を引き起こし、特別損失として52億円が計上された。これにより、売上高は前年同期比12.3%減の2087億円となり、利益を大きく押し下げる結果となった。
受注停止と業務停止の影響
サイバー攻撃により、アスクルは受注と出荷業務を一時停止せざるを得なくなった。これにより顧客への納品が遅れ、業務の再開には時間がかかることとなった。アスクルは徐々にサービスを再開しているが、完全復旧にはさらなる時間が必要とされている。
予想の撤回と役員報酬減額
アスクルは2026年5月期の業績予想を撤回し、今後の業績見通しが不確実であることを認めた。また、吉岡晃社長をはじめとする取締役の役員報酬について、月額固定報酬の20%減額を決定した。この措置は、会社の財政状況に対応するための措置であると説明されている。
今後の対策と信頼回復への道
アスクルはサイバー攻撃の再発防止策を強化するとともに、顧客や取引先との信頼回復を目指すとしている。今後はより一層のセキュリティ強化と顧客サービスの改善に注力する方針だ。
