米金融政策の中枢人事が焦点に
米国の金融政策を統括するFRB議長人事を巡り、政権内で最終調整が進んでいる。ベセント財務長官は、スイスでの取材対応を含む発言の中で、来週にも指名が固まる可能性に言及した。世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)期間中の発言として、市場関係者の関心を集めている。
長期に及んだ選考プロセスの概要
選考は2025年9月に開始され、複数段階で候補者が絞り込まれてきた。検討対象は11人から4人に減少し、現在は最終候補の比較検討が行われている。財務長官は、この間に「実質的な議論が続けられてきた」と説明している。
候補4人の顔ぶれと特徴
最終候補には、国家経済会議を率いるハセット氏、現職のFRB理事であるウォラー氏、過去に理事を務めたウォーシュ氏、民間金融の代表格であるブラックロック幹部のリーダー氏が名を連ねる。官民双方から候補が選ばれている点が今回の特徴となっている。
大統領の発言が示す判断の難しさ
トランプ大統領は、ハセット氏について現職続投を望む趣旨の発言を行っており、最有力視されてきた構図に変化が生じている。こうした発言は、人材配置全体を考慮したうえでの判断を示すものと受け止められている。
市場が注視する今後の展開
FRB議長の人事は、金融政策の継続性や市場の安定性に直結する。来週にも示される可能性がある政権の判断は、国内外の金融関係者にとって重要な材料となる見通しだ。
