第4のキャリア確立、楽天モバイルの次段階

宇津木 柊
经过

本格参入から5年余の到達点

楽天モバイルは2020年の本格サービス開始から約5年8カ月で契約1000万回線に到達した。大手3社に続く存在として、国内携帯市場で一定の位置を築いた形だ。節目の達成は、事業継続性を示す指標とも受け止められている。

企業契約と付加価値施策

2025年には動画配信サービスとの連携プランを導入し、契約数の押し上げにつなげた。大口の企業契約が重なったことも、目標達成を後押しした。通信単体にとどまらない付加価値の提供が、利用拡大の一因となっている。

通信インフラ整備の進展と限界

自前の通信網は拡充途上であり、未整備エリアではKDDIのローミングを活用してきた。都市部の混雑対策や基地局増設が引き続き求められる。通信品質の安定は、利用継続に直結する課題だ。

衛星通信という新たな構想

会見では、ASTスペースモバイルとの協業による衛星から直接携帯端末へ接続する通信構想が示された。地上インフラに依存しない手段として、災害時や過疎地での活用が期待されている。

事業拡大後を見据えた成長戦略

回線数拡大の段階を越え、今後は収益性と技術的差別化が問われる。通信網の強化と新サービスの実装を進めることで、持続的な事業運営を目指す構えだ。市場での存在感を維持できるかが注目される。

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